肘の症状 ~野球肘(内側側副靭帯損傷)~
・肘の内側が痛い
・腫れている
・肘の曲げ伸ばしで痛い
・肘の内側を押すと痛い
・投球時に痛い
・関節の不安定感(はずれる感じ)を感じる
・・・こんな症状でお困りですか?
そんなときは、肘の内側についている靭帯を痛めていることがあります。
肘の関節は、ちょうつがいのように一方向にだけ曲げ伸ばしができるようになっています。
関節が横方向にブレないように支える靭帯が、関節の外側と内側にあります。
この内側の靭帯を「内側側副靭帯」といいます。
この、靭帯を痛めている状態が「内側側副靭帯損傷」です。
肘の外傷で最も多い靭帯の損傷です。
原因としては、
・転倒などのケガによるもの(肘を伸ばしたまま転倒、格闘技や柔道などの固め技など)
・スポーツによる繰り返 しかかるストレスによるもの
特に内側の靭帯は、反復的に投球、テニスのサーブ、
腕相撲などの動作を重ねることにより負荷が加わって、
損傷しやすくなります。
特に、投球動作で は,オーバーヘッドスローイング(特にカーブ)で、
内側副靭帯へのストレスが強くかかり、
この反復動作がつづくと損傷を起こすと言われています。
整形外科では、以下のような治療を行います
・単純レントゲン撮影
・超音波検査(エコー検査)
・MRI検査
・投薬固定・物理療法⇒患部の炎症を抑え、安静を図る装具
・テーピング療法⇒関節の不安定性を軽減し、動作時の負担を減らす(固定材除去後から)
・靭帯再建手術(靭損傷の程度が大きい、保存療法では改善しない場合)
当院では、
炎症が強い場合は、まずは、炎症を早く回復に向かわせる施術がメインですが、
慢性痛の場合は、まず、痛みの除去、
レインボー療法による、「経絡」「負傷箇所」の施術、
JRC(関節可動域回復矯正)によって、上下の2つの関節(手首・肩)の動きを正常にし、
テーピングや、セルフストレッチなどで、再負傷や日常生活の負担を軽減する。
と、言うような施術を行っていきます。
軽度から、中度なら、治療計画に沿って、きちんと通院していただければ、
2週間前後で、回復が見込めています。
内側の靭帯がきちんと働かないと、外反肘といって、肘から下が外側に変形していきますので
外側が伸ばされて、そこを通る神経(尺骨神経)が圧迫されたり、
年齢が進んでくると、肘の変形性関節炎になったり、
手首のアライメントも崩れ、
腱鞘炎や、CM関節炎などの手首から先の症状が併発してきたりすることがあります。
まずは、専門家に診てもらうことをオススメします。
お役に立てたら、右下の
ぽっちっと・・・お願いします