肘の症状 ~野球肘(内側上顆炎)~
手を握った時、蛇口や瓶の蓋の開け閉め
テニスのフォアハンドで、ゴルフのスイングで・・・・
こんな時に、肘の内側の突起(上腕骨内側上顆)やその周りの痛みや
手首のしびれがある場合は、
ゴルフ肘(内側上顆炎)の可能性があります。
上腕骨内側上顆に は、手首をてのひら側にかえす筋肉、指を曲げ、握る筋肉が付いています。
この筋肉を使う動作を繰り返すと、
筋肉が骨に付いている部分が繰り返し引っ張られて炎 症を起こし、痛みが生じます。
症状を出す動作の名前をとって、「フォアハンドテニス肘」「ゴルフ肘」とも呼ばれています。
昔は、「野球肘」と呼ばれていたこともあります。
主な原因は、加齢による筋力や、筋の柔軟性の低下、
ラケットやゴルフの不適切なスウィング、筋肉の酷使が多いですが、
女性ホルモンの影響に よるケースもあります。
テニスプレイヤーやゴルファー以外にも、歯科医、農業従事者など
肘の関節の曲げ伸ばしを繰り返す職業の方も起こりやすいようです。
20代~60代によく発症するといわれでいて、男女どちらが多く発症するとかもありません。
ちなみに、ルナ整骨院 院長も、H25年雪かきをした際に、発症しました
病院では、レントゲンやMRIによる画像診断、
炎症症状の有無を調べる血液検査等の検査を行い、
上肢の理学検査であるゴルフ肘テストに異常が診られた場合、
上腕骨内側上顆炎、もしくはゴルフ肘、テニス肘と診断されます。
(患部の肘を90°屈曲させ、前腕を回外させる。検者は一方の手で肘を固定し、
他方の手を手首にあて肘を伸展するように命じ、抵抗を加える)
診断後の治療は
安静…痛みが起こる家事やスポーツなどの動作を極力行わないようにし、肘を休ませます。
目安として1ヶ月から3ヶ月は安静。
消炎鎮痛薬…内服薬、湿布薬、軟膏などが用いられます。
ステロイド薬の局所注射…筋肉の付着部に注射をし、炎症を抑えます。
上の図にもあるように、痛みの場所は、前腕の内側にある筋肉の付着部が集まったところですね。
「腱」は、筋肉が最終的にこよりのように細くなり、骨に付着する部分のことで、
基本的に、伸び縮みしません。
よって、筋肉の太い部分が硬くなれば、付着部は引っ張られます。
骨の表面には、「骨膜」という膜があって、ここには、神経や血管が密集しています。
なので、腱が引っ張られれば、骨膜も引っ張られ、
神経を刺激したりして、痛みが発生します。
よって、当院では、
遺体部分のみ、治療するのではなく、
その元になっているところから、ケアしていき、
最終的に、痛んでしまった場所に、極力負担をかけないようにしながら、
負傷箇所を治癒へと導くお手伝いをしていきます。
その方法として、
レインボー療法による、「経絡」「負傷箇所」の施術、
JRC(関節可動域回復矯正)によって、上下の2つの関節(手首・肩)の動きを正常にし、
テーピングや、セルフストレッチなどで、再負傷や日常生活の負担を軽減する。
と、言うような施術を行っていきます。
お役に立てたら、右下の
ぽっちっと・・・お願いします