私が会員になっているTMSジャパンさんからの、
ココロとカラダの最新情報をお伝えしていきます。
「腰痛」は、多くの方が抱えている問題のひとつですね 。
そこで、腰痛の方がとる行動・・・
画像検査をする、血液検査をする・・・
それでも異常は認められない。
「でも、痛いんです」
そう、「痛み」は、画像には映らないんです。
だって、「骨」や「椎間板」に、異常がないからです。
無くても、内臓疾患などで痛む場合は、血液検査に出ますよね?
そこで、ドクターも困ってしまうのです。
なので、「骨の間隔が狭くなっています」とか、「つぶれています」とか、
「ヘルニアになっています」とか・・・
骨の形状の説明をするしかないんです。
だって、患者さまは、納得しないから。
痛みがあるからには、なにか、異常があるはず!
と、思い込んでいるのです。
誰しも、「わからない、不安、恐れ、恐怖」は、
何かの引き金になりますよね?
でも、ちょっと、考えてください。
「異常なし」ということは、喜ぶべきことではないでしょうか?
器質的に異常がないのであれば、
「疲れ」などによるもの。
と、いうことは、必ず良くなるということですよね?
それを阻止しているのは、
実は、自分の「脳」だったりします。
神経も、人生のキャリアを積めば、筋肉と一緒で、
それなりに柔軟性がなくなってくるらしいです。
これを「可塑性」と、呼びますが。
でも、結局、その神経の信号を感じ取る、やり取りするのは、「脳」です。
脳が痛みに関連する領域をペインマトリックス(Pain matrix)といいます。
痛みに関連した言葉やイメージを、
「思い浮かべる」と、脳のペインマトリックスは活性化します。
(Richter M. et al, Pain, 2010)
「痛み」に関することは、以前にも書いていますので、そちらも見てくださいね
「痛み」と つきあう①
「痛み」と つきあう②
「痛み」と つきあう③
「痛み」と つきあう④ ~慢性痛~
人が経験する痛みの原因が、全てはっきりわかっているわけではないのです。
原因が分かったところで、「痛み」とれますか?
ご自身が納得した分だけ、楽になったり、それこそ、「脳」を
制御することができる方もいると思います。
でも、多くの方が陥るのは、
「あー、私、骨がつぶれてるんだぁ~」
「ヘルニアがあるんだぁ~」
と、インプットされ、何かある度に、
これがあるから、これをしたら、きっと、痛くなる・・・
と、なってしまう方が多いです。
「腰痛の原因は腰(背骨・椎間板)にある」これは、思い込みです
私たちも、カラダを診て、「骨盤がゆがんでますねー」と言ったりします。
でも、当院は、そこに、必ず、付け加えます。
「それは、○○さんの、チャームポイントですね」
とかね。
だって、ずーっと、その体で、生きてきているのです。
それを、ハイ。標準、標本では、こうなので、こう直します。
(「治す」ではなく「直す」ですよー)
・・・って、人は自然のものです。
まっすぐがいいワケではなく、
曲線が必ずあるし、対称ではありません。
自然のものに、直線はないのです。
直線や対称は、作られたものにしかないのですよ。
安心していただくための最新情報は、下記です。
――――――
画像所見と腰痛の間に関連なし
・腰痛の画像検査に関する世界中の672研究を調査
(Boos N & Lander PH, Eur Spine J,1996)
――――――
・腰痛患者の画像検査はやめるべき
画像所見と腰痛の間に関連なし
(Chou R,et al,Lancet,2009)
――――――
・腰痛患者659名をX線撮影群と非撮影群に割り付けて1年間追跡したRCT(ランダム化比較試験)の結果、
両群間の身体機能・疼痛・活動障害の改善率に差は認められなかった。
ガイドラインは腰痛患者の腰部X線撮影を避けるよう勧告している。http://1.usa.gov/rrG6so
――――――
発症後1年以内の腰痛患者144名と健常者138名の骨盤の歪みと下肢長差を厳密に測定した結果、
どのような臨床的意義においても、骨盤の非対称と腰痛は無関係
(Levangie PK,Spine,1999)
――――――
2013年1月の新聞記事です
あなたの ココロ と カラダ をサポートします。
女性院長の「ルナ整骨院」院長 上村 真由弓 でした。
ルナ整骨院は、腱鞘炎の施術にも定評があります
腱鞘炎でお悩みの方は、 コチラ へGO