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 野菜は全部カラダにいいのか | 豊島区 千川駅 徒歩3分 女性院長の整骨院

当院は「国際食学協会」発行の食学新聞を設置しているのですが

この春号に掲載されていた「五葷(ごくん)」と「素食」について

あらっ・・・って思ったので、もう少し掘り下げてみますね。

 

どういう内容かといいますと、

「素食」とは、台湾風精進料理のこと

これには、使ってはいけない(食べてはいけない)材料があり、

それらは「三厭五葷(さんえんごくん)」と言って

三厭(肉・鳥・魚)五葷(ネギ・にんにく・にら・らっきょう・あさつき)のことです。

 

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仏教からきた精進料理、ベジタリアンというところでしょうか

「野菜は健康によいから食べた方がよい」という考えが一般的になっていますが、

なぜ?これらの野菜がいけないのでしょうか?

ルナ整骨院でも取り入れている東洋思想の「五行」
(天地の間に循環する、土、木、火、金、水の五つの気のことです。)

五葷も実は、この五行に対応しているのだそうです。

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肝は、韮

心は、にんにく

胃は、ラッキョウ

肺は、あさつき

腎は、ネギ

と、いうように、縦に対応します

こうみると、この五薫には、身体によいといわれている野菜がほとんどですよね?

ニンニクを食べると疲れ知らずになる。
ネギやらっきょうは、血流をよくします。
昔から、民間薬として、風邪をひいたらネギを取れといいます。
世界中を見てみると、タマネギ、ナガネギ、にんにくと形は違うものの、
多くの民族がネギを食べる習慣があります。

五薫を食べない仏教徒の方が、キリスト教徒よりも健康ということも聞きませんね。

と、いうことは、科学的根拠は、今のところないということです。

たとえば、ネギの成分を見てみると

硫化アリルは、目にしみる成分ですが、
体内に入ると、毛細血管を拡張し体を温め、胃腸の働きを高める効果があり、
ビタミンB1の吸収を助けるので、
精力増強・疲労回復効果があると言われています。

スコルジニンも、溶血作用とか、動脈硬化の予防などによいといわれています。

玉葱の中のクエルセチンという物質が血栓予防効果を持っており、
牛肉に含まれているアラキドン酸という
脂肪酸(脳梗塞や心筋梗塞の原因になる)の働きを押さえます。

肉を食べない人の場合は、だからあまりいらないし、

仏の道の方々は、精力増強は、不要。
「平常心」という教えからかもしれませんね

でもね、野菜を食べない方が良い人がいるというもの事実です。

それは、腸に炎症がある人。

当院の患者様でも、S状結腸に狭窄がある方がいらっしゃるのですが

消化に負担のかかるものは、詰まってしまうので、

命取りになります。
繊維の多い野菜、難消化性のもの(海草など)は、そのような方にとっては、禁忌です。

現代では、必要な食物成分と考えられている食物繊維ですが、これも場合によるのです。

健康な場合には、正常な腸の働きの為には、
食物繊維が必要だと言われてますが、

それでも、一方で、食物繊維は難消化ですから、
こうした物質が混ざったものは、

胃に負担がかかることも必須です。

ですから、100%身体によいと言われるものはなく、
身体のここにはよいが、ここには悪いという場合も、

多くあるということですね。

 

やはり、過ぎたるは・・・ということでしょう。

地域によって、生活習慣、温度、土壌が違うので、

人のカラダもそこに対応してきます。

そういうことを踏まえて、

「食べたものでカラダはできている」ということを意識したらいいのではないでしょうか

○○が良い・・・と聞けば、それに飛びつくのではなく

それの何が、何に作用するから良いとか悪いとか

情報過多の時代は、受け取る方の取捨選択が必要ですよ

 

あなたの ココロ と カラダ をサポートします。

女性院長の「ルナ整骨院」院長 上村 真由弓 でした。

 

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