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 「痛み」とつきあう② | 豊島区 千川駅 徒歩3分 女性院長の整骨院

 さて、今回は、「痛み」と、つきあう2回目。

薬(鎮痛薬など)との、つきあいかたについてシェアしますね。

 

そもそも、「痛み止め」という言葉を、よ~く認識してください。

あくまでも、「止める」ものです。

「治す」ものではありません。

「痛み」に耐えるのが嫌で、

常用していると、大変なことになりますよ

 

今や、薬局でも、常駐の薬剤師さんの説明を受ければ、

誰でも安易に購入することができる「ロキソニン」

 

薬剤師がいなくても買えちゃう、

「インドメタシン」や「フェルビナク」配合の湿布や筋肉疲労に塗る商品。

みーんな、「消炎鎮痛剤」です。

 

専門用語を使うと・・・

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:エヌセイズ)です。

ロキソニン、ボルタレン、フェルビナク、インドメタシン、イブプロフェン系、アスピリン系・・・

これが、とてもコワイ

 

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処方されたものでも、市販のものでも、強さは変わりませんよ!

 

飲んでも「痛み」が、引かなければ、止めてください。

 

強い、弱いの問題ではなく、その「痛み」は「炎症性」ではないということです。

 

これらの「痛み止め」は、「痛み」とつきあう① で、紹介した

「侵害受容器性疼痛(炎症が原因)」のものにしか効果を発揮しません。

 

「効かない」のではなく、服用するものが違っているということです。

「痛み止め」を服用しても、効果がないのに、

毎日の歯磨き習慣と同じように、常用している方が、多すぎです。

ないと、不安

その思考が、すでに、「痛み」に執着しています。

 

当院に、ご来院の患者さまでも、

慢性痛・・・というか、変形性膝関節症で、筋力の低下によって、

長時間、歩くと、膝か痛む という方がいらっしゃいますが、

その方は、お友達も多く、よく、ランチなど、お友達と外出され、楽しんでいらっしゃいます。

「長時間歩くと痛む」と、言いながら、外出最中は、動けるんですね。

痛むのは決まって、帰宅後。

「痛くならないように、痛み止めを飲んでから出かけたからね」と、おっしゃいますが・・・

飲み方も間違っってますからー

 

消炎鎮痛剤は、炎症が起きていなければ、何も効きません。

炎症を鎮めるもので、炎症が起きないように防御するものではないのです。

薬の効力が、帰宅後に切れたから、痛む・・・そう言いたいのです。

そーじゃなくて、楽しんでいる時は、幸せホルモンが出るから、痛みを感じないだけです。

そして、「痛み止め飲んできたから、大丈夫!」って、思考なんですね。

いわゆる「プラシーボ効果」というやつです。

「痛み止め」として、なにか、害のないものをドクターが処方してくれないかなー

などど、思うことがよくあります。

悲しいかな、お薬を処方するのも、ドクターの商売です。

お薬を出すことで、診療報酬が上がるのですから、

お薬が減ることもなく、ましてや、処方しない。なんてことは、ほとんどありません。

 

2012年の調査結果に、こんなのがあります。

「薬剤性腎疾患患者の8人に1人が、エヌセイズ長期投与患者である」

 

エヌセイズは・・・というか、お薬全般ですが、

「肝臓」「腎臓」に、とても負担がかかります。

「肝臓」は、お酒の分解だけじゃないんですよ!

すべてのものの「分解」「貯蓄」「解毒」を行います。

とくに、お薬(サプリもそう)は、肝臓で消化吸収されます。

 

「腎臓」は、いわば、カラダの「ろ過」装置です。

エヌセイズは、完全にろ過されず、カスが、ろ過の網目を詰まらせていきます。

この「カス」とは、神経を高ぶらせる物質です。

なので、コレが抜けると、「痛み」に耐えられなくなる。

麻薬のようなものです。「中毒」ですね。

 

また、胃薬をよく一緒に処方されますが、

考えてみてください。

それだけ、「内臓に負担のかかるもの」ということです。

胃潰瘍を防ぐためです。

 

経口薬は、

「胃」で消化。

「肝臓」で代謝。

「腎臓」で排泄。

この過程のどこでも、いいことなしです。

 

湿布も、皮膚から吸収するというだけで、経口薬となんら、かわりはありません。

痛いから、すぐ湿布・・・やめてください。

 

私はよく、患者さまに「湿布貼って、ラクになりましたか?」という質問をします。

ほとんどの方が、「あまり・・・」と言います。

んじゃ、なぜ? と、いつも思います。

 

サプリメントもそうですね。

『グルコサミンを飲んだら、膝が治る』神話

もう、いい加減にしてほしいです。

確かに、関節の構成物質として、「グルコサミン」は、必要です。

 

カラダの中に、いくつ、関節があるかご存知ですか?

350とか、365個とか言われています。

(なぜ、はっきりしないかは、別の機会に)

その中の、悪い部分の関節だけに、飲んだグルコサミンが効くと思いますか?

しかも、グルコサミンは、1日に1,000-1,500mg 摂取しなければ、効果はなく、

単体では、人間の消化酵素では吸収されないと言われています。

要は、成分ひとつだけ切り出したところで、

それを利用するしくみは、人にはないということです。

 

サプリや薬の飲みすぎは、お金のムダと、不調の原因です。

医療費を下げたければ、

処方されたお薬をきちんと知り、「要らない」という選択、

「飲まないけど、とりあえず、もらう」 を止めることですね。

 

お薬は、時には、大事です。

 

でも、ただ、もらうものを服用する・・・

という時代ではなくなっていることは、考えてください。

 

次回は、「痛みを消す方法 ~怒り~」についてシェアしますね。

つづく・・・

 

shere

 

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