「ココロで身体は変わる」で、ご紹介した本からのシェアをしていきますね。
まず、『痛み』って? とこからですね。
「痛み」の医学的定義とは、下の3つです。(「痛み」のことを「疼痛」といいます)
①侵害受容性疼痛(炎症が原因のもの)
②神経障害性疼痛(神経が原因のもの)
③心因性疼痛(心理的な要因が原因のもの)
一つ一つを説明していくと・・・
①の炎症が原因というのは、
ケガなどをして炎症が起こることで、痛みの物質が発生します。
それが、末梢神経を刺激したものです。
これは、炎症が引けば、「痛み」の物質も消失しますので、治ります。
こういう痛みには、「消炎鎮痛剤」(湿布など)が、有効ですね。
②の神経が原因というのは、ちょっとだけ、やっかいです。
これは、神経が圧迫されたり、傷つけられて発症したものです。
「原因不明」と、診断されやすいです。
なので、慢性痛に移行しやすいのです。特に、「心因性」の
③の心理的なものが原因というのは、現代の疾患の80% が、コレだといわれています。
不安や、ストレスが、原因です。
「ストレス」というのは、「悲しみ」や「怒り」だけでなく、
「寒さ」「暑さ」「電磁波」「喜びすぎ」・・・などもそうで、
現代社会では、ゼロになることはありません。
また、気づいただけでは、コレが原因の場合、治りません。
「痛み」の説明が済んだところで・・・
では、「痛みを消すには、どーしたらいいの?」って、ことですよね。
富永先生が、書いている内容は、以下の通りです。
①痛み止めは治らない
コレを飲めば、ピタリと治る・・・なんて、薬はない!
飲み続けることで、腎臓や肝臓に障害がおきてきます。
②自分だけの「ゴールデンルール」を設定する
「完全な無痛」は、「ない」と、認識すること。
「完全」を求めない。
「完全」を求めるから、絶望するんですね。
まず、目の前の小さな、クリアできることから目標にする。
コレを一つ一つクリアしていくことで、自身と希望が湧いてきて、
この、自身と希望が痛みを克服する、うまく付き合っていける原動力となるのです。
③ウキウキする予定を立てる。もしくは行う
「動くと痛い」ので、動かない・・・
これは、腑のスパイラルの始まり。
動かない⇒活動量が減る⇒意欲が低下⇒抑うつ状態になる
⇒筋力も低下⇒もっと、動けなくなる⇒痛みの増加
無理をする必要はありません。
できることをやめない!ということです。
痛みの出口は、「気持ちを切り替えるきっかけ」です。
「楽しい」「スキ」など、ウキウキする感情は、
脳が出す「幸せホルモン」(エンドルフィン・セロトニンなど)を活性化させます。
それは、まさに、自分で作り出す、痛みの特効薬
副作用もありませんよ。
今回は、まず、序章 。「痛み」についてでした。
次回は、「薬との付き合い方」をシャアしますね。
要は、「痛い」か「痛くないか」の二元論ではなく、
東洋思想で言うところの「中庸」
痛い日もあれば、ましな日もある。
「おっ!今日は、調子いいじゃん!」ということにも、意識することが必要ですね
つづく・・・
ルナ整骨院は、腱鞘炎の施術にも定評があります
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