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 内海聡氏×岡本よりたか氏「危険な食べものの話」 その③ | 女性院長の整骨院

岡本氏の「種に殺される時代」より、

今回は、「交配種(F1)」と「遺伝子組み換え」の違いのお話。

簡単に言えば、「交配種」は、種そのものの遺伝子が変化してしまっているもの

元のものではないということです。

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一方、「遺伝子組み換え」とは、

遺伝子の自然な交雑ではなく、遺伝子を人工的に操作することで、

自然界では起こりえい生命を誕生させる技術のことです。

 

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元々、「種」は、固定種・在来種・伝統品種・エアルーム が、自然なものです。

その土地で繰り返し育つなかで、遺伝子が固定された種、

人から人へ、小動物や虫を介して、そして風に運ばれて、違う土地で育っていくなかで、

その土地の気候風土に適応して、変化したり交雑したりして生まれた種などが、

本来のものです。

 

現在、一般に市販されているのが、「交配種(F1)」というものです。

異品種の交配から生まれるので、”雑種”(英語ではハイブリッド)と呼ばれます。

違う品種の株を二つ掛け合わせ、丈夫でよく成長し、品質もよくそろい、収量も多くなります。

 

F1が広まった理由には、流通業や小売業にとっては、

大きさや形が均一な野菜のほうが、扱い易いということや、

農家にとっては、栽培時間の短縮、収量アップ、発芽や収穫時期の均一などがあげられるでしょう。

生物は雑種になると、3ヶ月かかって成長したものが、2ヶ月で成長するようになります。

農家は、自家採取するために親株をずっと 畑にとっておくスペースも必要ありませんし、

短期間で違う品種を栽培できるようになるため、

大量生産・大量消費の、時代のニーズに合った結果とも言えるで しょう。

 

 では、なにが問題なのでしょうか?

 

交配種(F1)の優性は母株の雌しべに異品種の雄しべの花粉が付いたときにだけ現れます。

種子企業は膨大なお金をかけて人為的な方法で毎年交配させて種を生産しています。

野菜には雄と雌の花の咲き方に、いろいろあるので、

それぞれの特性にあった方法がとられます。

① 除雄
   雄しべを人為的に取り除いて自分の花粉で種をつけないようにする

② 自家不和合性
近親婚を避ける性質を利用して自分の花粉で実らなくする

③ 雄性不稔
雄しべに健全な花粉がでず自家受粉できない突然変異の株を使って母株に利用する

こんな方法がありますが、現在は、③が主流です。

雄性不稔とは人間で言えば、精子のミトコンドリア異常から不妊となる男性不妊症、無精子症のことです。

もともと子孫を残せない遺伝的に欠陥を持つ植物を、

大手種苗メーカーは無理やりに増やして利用しているのです。

 

雑誌Newtonが卵子老化問題を取り上げましたが、卵子老化の原因もミトコンドリアの異常が原因だそうです。

人間の男性の精子は毎年減少していますが、

この雄性不稔だけを人為的に大量生産したことにそれが関係しているのかもしれません。

 

また、別の品種と交配させでできた野菜は、

見た目は大根やニンジンの種でも、

育つのが大根やニンジンの形でも、

大根やニンジンとは言えない遺伝子に変化しています。

 

遺伝子組み換え種子(GM) とは?

1996年にアメリカで初めて、除草剤耐性 や殺虫毒素を持った細菌の遺伝子を組み込むことで、

除草剤を使っても枯れない、虫が食べれば死んでしまうというトウモロコシやダイズ、ナタネが作られまし た。

日本はそのいずれも90~99%をアメリカなどからの輸入に頼っているので、

味噌や醤油、豆腐、納豆や、輸入穀物で飼育されている家畜も、

遺伝子組み換え食品を食べて育っていることになります。

現在、日本では食品の全体の5%以上に遺伝子組み換え原料が使われている場合は表示義務があります。

(EUでは1%以上)

この技術を開発したのは、農薬会社であるモンサントで、除草剤に耐性を持った作物の種子と、

自社の除草剤(ラウンドアップ)とをセットで販売しているわけです。

この遺伝子組み換えの一番の問題は、

自然界で同属の品種と交雑していき、永久に回収不可能になることです。

被害を受けるのは植物だけではなく、ミツバチの大量死なども問題になっています。

管氏が厚生労働省大臣のときに、3品目だけということで遺伝子組み換え種子の輸入が認められ、

その後、以下の品種の輸入が認可されるようになっています。 

・大豆 ・トウモロコシ
・菜種 ・綿実
・ジャガイモ ・アルファルファ
・テンサイ ・パパイヤ

また、日本では2009年より遺伝子組み換え作物の栽培が認可され、実験的な栽培が始まっています。

 

・輸入とうもろこし(1600万t)のうち1400万t(88%)

・輸入大豆(300t)のうち280万t(94%)

・輸入菜種(240万t)のうち200万t(84%)

 

 この「遺伝子組み換え」に関しては、次回からの内海氏のシェアで、

メインに取り上げられるところです。

それにしても、なぜ、自然ではいけないのでしょうか?

すべて、「人」のためと思ってやっていることは、

一部の人たちの思惑に過ぎなくなっていると言うことです。

 

そして、確実に、人体を蝕んでいることに間違いは無いのです

 

つづく・・・

 

 

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